秋田市にオープンしたばかりの本と焼き菓子のお店「川添い」で開催した「BOOK&WEEKEND FES 2024―読み聴き書く秋の週末」。
『取るに足らない大事なこと』を題材に、読書会や、製本ワークショップ、トークイベントなどさまざまなイベントを開催した3日間でした。
今回は、それぞれが3日間で感じたことを写真と共にお届けします。みんなで共有したあの時間の雰囲気が伝わればいいな。
朝、みんなでコーヒーを飲んで、オーブンで温めたパンを「おいしいね」と言って食べた。ライティングクラブで「暮らしは湯気みたいなものかもしれない」と書いたけれど、まさにこのことだったね。(大雅)
この土手の道が気に入って、ひとりでも何度も散歩に出た。これから住む場所が変わるとしても、川がそばにあるところで暮らしたいな、なんてことを考えていたよ。(文月)
会期中、「安心する」と川添いの柱によく巻きついていた文月ちゃん。上足の店内は、床に座ってみたり、ソファに深く腰掛けたり、カウンター越しに店主と話込んだり、みんな思い思いに川添いをあじわっていた。(真拓)
絵を描くっていう行為がすごくひさしぶりで、手を動かすのがとにかく楽しかった。ひとりだったらきっと選ばないことをたくさん経験した3日間だった。(文月)
企画した製本ワークショップ、みんなすごく良い顔をしていたな。自分から生まれるものを、自分で編して、自分で綴じる。ひと針ひと針丁寧に落としていくさまは、日々の営みのよう。(真拓)
いつもは日没とともにお店を閉めるから、暗がりにぼわっと浮かび上がる川添いに人がいるのが新鮮だったな。この場所に灯りをともし続けていきたいと思ったよ。(大雅)
あとがき
3日間、久しぶりに3人そろって一緒に過ごせたこと、とってもうれしかったな。「もう帰っちゃうの?」と思わず口走ってしまうほどに別れ惜しく、でもまたすぐ会えるからな、と前を向く。楽しみはとっておくものだ。(大雅)
ひとりごと近影